依田宣夫の一言コラム

                                   第1回から第10回    

                                              

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 第10回

                             粉飾決算と家庭決算書

  第9回

                 家庭決算書でチェック!アルバイトの損益計算 

  第8回

                         消費満足を高めるために

  第7回

                    お金が、お金を生むと言うこと

  第6回

                 お金は使うためにあると言うこと(その2)

  第5回

                   お金は使うためにある(その1)

  第4回

                           経営者の責任 

  第3回

                 財産対照表(バランスシート)と確定申告  

  第2回

                        給与所得と確定申告

  第1回

                             真実の報告書  

 

                              第10回  粉飾決算と家庭決算書

 

 世間を騒がせた、過去最大規模とされるカネボウの粉飾決算。約2,150億円もの粉飾金額の内訳は、売り上げの過大計上と経費の過少計上によるものが280億円、子会社関連の利益操作が660億円、不良在庫の評価損の計上漏れが、1, 210億円といわれています。

 粉飾決算とは、実際には、お金などの動きがないのに、会社の利益をより多くあるよう  に見せるために、売り上げを水増ししたり、実際よりも低い経費を計上したりする方法で 利益操作をすることです。

 カネボウの粉飾決算の場合、注意しなければいけないのは、不良在庫などの評価損です。これは、実際に販売しようとしたら、売れないものや価格が大幅に引き下げられてまうものを、通常の価格のままにしてあったということです。その結果、1,210億円もの損失を そのままにして決算をしていたことになります。

  一方、家庭に目を移すとバブルのときに買った土地、マンションやゴルフの会員権など実 際に売却したら、著しく価格が下がっているものを、購入時の価格で評価しているとしたら、まったくカネボウ場合と同じように、家庭で粉飾決算をしていることになります。

    家庭でも、決算のときに土地やマンションの時価を調べ、評価をしなおして、決算をすることが大切なのです。そして、家庭決算書の財産対照表と消費損益計算書にその結果を反映させることです。

 また、日々の暮らしの中で、冷蔵庫の中を注意してみると、ここには、カネボウと同じように不良在庫がたくさん滞留している可能性があります。1週間以上も前に買って、使えなくなってしまった野菜など、自分たちの家庭に合った適正在庫はどれくらいなのか、研究しておくことが、家庭の無駄を生じさせないことになるのです。

                                                                                 ( 2008//14)

 

         第9回 家庭決算書でチェック!アルバイトの損益計算

     あなたが、もし、会社から帰ってチラシ配りのアルバイトをして、その結果、一ヶ月で30,000円のアルバイト収入があったとします。しかし、この30,000円は、すべてが利益ではありません。この30000円の収入に対して、コストが掛かります。 つまり、コストと言う犠牲があって、相手からお金をもらうのです。この場合、この30,000円の収入を上げるために掛かる現金の支出が、たとえば、交通費、コーヒー代など一ヶ月で5,000円だったとします。また、自転車を使った場合の消耗品費が500円とすると、これが コストになります。これは30,000円の収入を上げるための見合いの現金支出コストということになります。さらに、本来コストとして、現金支出は無いが、あなたの人件費が掛かります。もしできれば給料を1時間当たりいくらになるか計算し、アルバイトに必要な時間を掛けて、コストを計算すると良いでしょう。

    もらったお金(収入)と出て行ったお金(コスト)との差額が利益で、増えたお金になります。これを家庭決算書でアルバイトの損益計算をすると、現金で、その他収入に30,000円入金をし、その他生活費に、アルバイト費という科目を作り、現金が5,500円支出されたとして入力すると(人件費が分かれば加算する)、その差額24,500円が、利益として消費損益に計上されます。このように、家庭決算書を利用すれば、アルバイトをした結果が消費損益に計上され、利益だったのか、赤字だったのかすぐに計算することができます。

     しかし、このようなアルバイトも、利益を出すために、本業、すなわち、自分の本来の仕事に影響が出るようなアルバイトは、当然ですが慎むべきです。

                                           (2008//11)

     

             第8回  消費満足を高めるために 

    私たちは働いてお金を得ています。収入は通常お金という形で私たちの手に入りますが、このお金を貯めるために生活しているわけではありません。

    飲まず食わずでただお金だけを貯めたとしても、それは生活しているとは言えず、お金を 貯めることを目的とした人生となってしまいます。お金は、私たちが欲しいものを手に入れるための交換手段として使うものです。私たちがお金を使った時、お金を使ってよかったと思える、つまり満足が最大であれば、そのお金は有効に使ったことになります。

    お金を消費することによって得られる満足のことを「消費満足」といいます。この消費満足を最大にするように、お金を使う方法を私たちは考えるべきだと思います。

  消費満足を最大にするためにお金を使うという意味は、自分で意識をしてお金を使い、お 金を使った結果、その満足を最大にするという意味です。

 例えば、1万円のお金を使うとき、少なくともその使い道を10とおり以上考えて、そのなかで、お金を使って一番喜べるものを選ぶことです。そのために一生懸命考えることで す。たとえば、音楽会の切符がいいのか、ネクタイなのか、食事なのか、野球かサッカー か 、はたまた焼鳥屋か、そうやって考えて、お金を有効に使うことです。

しかし、消費満足を最大にするなら、お金をいくら使っても良いかというと、そういうわけではありません。私たちは健全な家庭生活を維持し、発展させていかなければなりません。

健全な家庭生活を維持しながら、以下に満足した消費生活を送っていくかが問題となりま す。つまりはバランス感覚が必要です。

                                        (2008//9)

 

                  第7回 お金が、お金を生むと言うこと 

 お金がお金を生むと言うことは、お金が知らないうちに貯まると言うことです。お金は預金をしておくと、いつの間にか増えていきます。また、その逆もいえます。お金を借りていると、お金はいつの間にか、減っていきます。すなわち、お金を預金すると言うことと、お金を借りると言うことは、プラスとマイナス の大きな差がつくということに、気づかなければいけません。

 たとえば、1%の金利をもらうのと3%の金利を支払うのでは、その差は4%になります。つまり、いま100万円預金をしたとすると、1年間で1万円の利息がつきます。一方、逆に、100万円の借金をしたとすると、1年間で3万円の利息を支払うことになります。そこで、1年間預金をした場合と借金をした場合の差額は、4万円となり、使えるお金に これだけの差が生じていることになるのです。

 したがって、お金を借りて消費をする場合には、このことを考えることが必要です。

                                          (2008//7)

     

             第6回お金は使うためにあると言うこと(その2)

 

お金に使われる人は

     1、自分に必要な情報を集めず、持たない

     2、自分の使える金額をわきまえずに、時間とお金を掛ける

     3、お金を使った結果、どのようになるのかも考えず、自分の現実を客観的に判    断せずに行動する

     4、理想や夢と現実とのギャップを理解せず、何が何でも、今、やらなければい    けない、今、手に入れなければいけないと思い込み、ローンを組んだり、借    り入れをしてまで、行動を起こしてしまう 

     5、ローンなどを簡単にして、無駄な金利を支払い、その返済に追われることが    多 い

など、自分の行動が主体的でないため、お金を意識はしているが、お金を使うことによる満足は得られないことが多い。

     お金は使うためにあるということを知っている人は、自分が主体的に行動をしているで、お金を使うことによって充分な満足を得ることができるのです。 

      一方、お金に使われる人は、自分が主体的に行動していないため、気が付かな     いうちに、お金に使われているのです。そして、お金を使った結果、満足ではな     く、不満や失敗をしたという思いをするのです。

      収入が多い少ないにかかわらず、お金は使うためにあるということを知っていることで、誰もがRichになれる、すなわち、充分な満足を得るチャンスがあるのです。

                                             (2008//7)

 

               第5回・お金は使うためにある(その1)

    お金・お金・・と卑しく聞こえるかもしれないですが、資本主義経済社会において、お金のことを考えないで生活している人はいないと思います。

しかし、「お金は使うためにある」と言うことを知って生活している人と、知らないで生活をしている人がいます。

 お金は使うためにあるということを知っている人は、「お金を使っている人」であり、知らない人は「お金に使われている人」だと言えます。

  それでは、その区分はどのようにするのでしょうか。

   お金は使うためにあるということを知っている人は、欲しいものを手に入れて、何をするのか、何のためにそれが必要なのかを良く考えてお金を使います。

    そのために、

1、          情報を集める・・マスメディアや人脈、自分の金銭的情報(決算書)

2、       自分の使える金額をわきまえる・・時間とお金

3、      お金を使った結果、どのようになるのか、現実を客観的に判断する方法 を理解している

4、       理想や夢と現実とのギャップを理解し、何が何でも、今、やらなければ いけないのか、今、手に入れなければいけないのかの判断をしている。

5、    自分の趣味としての時間を過ごすためのコストの掛け方が上手

       など、自分とって必要なことを常に意識して行動しています。

                                         (2008//4)

  

             第4回  経営者の責任 

 老舗のお店の赤福や大阪船場の吉兆などが、賞味期限を越えた商品を販売して世間の信頼を失っています。では何故誰もが信用をしているこのような有名店で、あえて世間の信頼を失うような行為を行っていたのでしょうか。それは,まさにお金をもうけるためです。会社の利益を上げるためです。本来、賞味期限を越えた商品は、販売できないので、廃棄処分をしなければなりません。廃棄処分をすると、会社の利益は当然少なくなります。もしかすると、会社は赤字になってしまうかもしれません。

 会社が赤字になると、会社の経営者は、何故、赤字に成るような経営をしたのかと株主に責任を追及され、経営者を首にされるかもしれません。そこで本来やってはいけないことをやってしまったと言うことです。

 ここでもう少し良く考えてみると、これらの会社は、デパートをはじめとして、いろいろな地域や場所へ出店をしています。出店をすれば、そこには、当然、商品を置かなければなりませんし、人も配置しなければなりません。さらに、出店するための家賃なども掛かります。そこで出店をすればするほど、商品も必要となりますし、また、経費も掛かります。出店をしたすべてのお店の売り上げが好調なときは、利益も上がり、会社は黒字になるでしょう。

しかし、もしお店の売り上げが減少した場合には、利益が減って、会社は赤字に成ってしまいます。このときには、作った商品も売れないので売れ残りが生じます。この売れ残った商品のうち、賞味期限を越えた商品は売ることはできないので、廃棄処分をしなければなりません。その結果、会社の赤字は、さらに増加することになります。会社の赤字が増えれば、何故、赤字が増えるような経営をしたのかと株主に責任を追及され、経営者を首にされるかもしれません。

 そこで、経営者は、悪いと知りながら、賞味期限を越えた商品の製造年月日を改ざんしてまで、商品を販売したのです。その結果、会社は信頼を失い大きな痛手を受けてしまいました。まさに、経営者の責任は非常に重いといえます。

 会社のケースと同様に、家庭においては、よく冷蔵庫をのぞくと奥のほうに、賞味期限を越えた商品が残っているケースが見受けられます。家庭では、この商品を販売すると言うことはありませんが、この賞味期限を越えた商品を、食べるのか、または、食べないで廃棄するのかということが、問題になります。

 廃棄して損を出す場合と廃棄しないでこれを食べる場合です。これを食べたときに、何も問題が起こらないときは良いですが、場合によっては、もしこれを食べたときに、おなかを壊したりして、辛い目にあい、お医者さんに行く必要が生じる場合があります。

そのときには、まさに老舗のお店の赤福や大阪船場の吉兆などの場合と同様に、家庭の損をださないために、賞味期限を越えた商品を家族に食べてもらった結果、家庭における経営者としての信用を失墜させたことに成るのです。

 このような問題を生じさせないためには、自分たちの家庭の適正在庫を把握して、冷蔵庫に賞味期限を越えた不良在庫を残さないようにすることが、家庭の経営者としては大切なことです。

                                    (2008//29)

 

                第3回  財産対照表(バランスシート)と確定申告

、給   給与所得者は年末調整で所得税の申告は終わりますが、確定申告をして還付を受けられる場合とか確定申告をしなければいけない場合があります。その時に関係があるのは、所得から差し引かれる所得(所得控除)と税額控除(所得税額から控除できる金額)です。

      医療費や生命保険料などの控除の対象になるものは消費損益計算書に計上されますが、これらのものは、多くの解説書が出ていますので、ここでは財産対照表(バランスシート)と確定申告の関係について、次に見ていきます。

財産対照表の科目のうち確定申告に関係のある主なものは、預金、有価証券、保険積立金、住宅ローンです。

例えば、財産対照表が、次のようになっていたとします。

              財産対照表     (単位:万円)

科 目

金 額

科 目

金 額

現 金

普通預金

外貨預金

定期預金

マンション

有価証券

保険積立金

 

  35

  50

1000

2500

 130

 250

 

住宅ローン

カード未払金

 

正味財産

 

 

 

 

2000

  10

 

1957

 

 

 

 

合  計

3967

合  計

3967

 

この場合、次のような科目が確定申告に関係があります。

外貨預金  利息・・利子所得として、20%の税金が天引きされるので、

          確定申告を行う必要はない。

     為替差益・雑所得として所得金額に加算され、確定申告の対象になる。

 有価証券・・・有価証券といっても株式や投資信託などいろいろなものがあります。

        その内容によって、取り扱いが異なりますので、注意が必要です。

ここでは、例として、上場株式等を所有している場合の譲渡損益についての

確定申告について考えてみます。

(平成20年3月申告の場合)

(例1)源泉徴収選択特定口座で申告不要を選択している場合

 X証券会社

X証券会社        譲渡益  150万円 

     源泉徴収された金額15万円

  Y証券会社  

     譲渡損  120万円

    源泉徴収された金額  0円

このとき確定申告をしないと負担税額は15万円になります。

一方、確定申告をすると譲渡益は、150−120=30万円となり、

           税額は、30×10%=3万円の負担税額になるので、

15−3=12万円が還付されます。

源泉徴収選択特定口座で申告不要を選択している場合には、税金の源泉徴収だけで課税関係は終了しますが、このように他の証券会社を利用していて、譲渡損がある場合には、特定口座等の売却損益を通算すれば、税金が還付されるケースがあります。

(例2)主婦など他に所得がない場合

譲渡益  30万円 

源泉徴収された金額 3万円

   のときに、確定申告を選択すると、

    課税所得は、30−38(基礎控除)=−8万円

     で、税金は0円となり、3万円が還付されます。

   しかし、譲渡益(所得)が38万円を超えると、控除対象配偶者の地位が、失われますので注意が必要です。また、住民税の基礎控除は33万円で低所得者層の税負担に配慮するため所得金額が35万円以下のとき所得割は非課税になっています。また、売却損がでている場合には、確定申告をすることで損失の繰越控除ができます。

このように有価証券は、いろいろなケースがありますので、検証してみると良いと思います。

 保険積立金・・自分で負担した生命保険などが満期になり、一時金として支払いを受けた        場合には、一時所得として課税されることになるので注意が必要です。 

 一時所得の金額=総収入金額―(その収入を得るために支出した金額)―(一時所得の特別控除額50万円)                

 住宅ローン・・住宅借入金等特別控除の控除の対象になる借入金の場合には、

              銀行などからの残高証明と金額を確認し、控除金額を計算します。

                                              ( 2008/2/26  )

                                                               

                    第2回  給与所得と確定申告

 いよいよ確定申告のシーズンです。そこで、確定申告と家庭決算書について考えて見ます。今回は、給与所得者が還付申告をする場合の、確定申告書Aについて解説します。

 確定申告書Aの内容は、次のようになっています。

   1、収入金額等

   2、所得金額

  3、所得から差し引かれる金額

  4、税金の計算

  5、その他

  6、延納の届出

 

   (1)収入金額等と所得金額の関係

      収入金額等に記入される給与は、1年間の給与の総収入金額です。  

  つぎに、所得金額の給与は、給与の総収入から所得税の計算上、必要経費と認められる給与所得控除額を差し引いて計算されます。これは、会社の売上高に相当する給与の総収入から、会社の経費に相当する給与所得控除額を控除した「利益」と認識されています。給与所得控除額は、所得税の税金計算上の必要経費と考えられ、その金額は給与などの収入金額に応じて概算計算されています。

  給与所得控除額の概算計算

  ・収入金額が180万円以下の場合には収入金額×40%(65万円に満たない場合には65万円)、

・収入金額が180万円を超え360万円以下の場合には収入金額×30%+18万円  

  ・収入金額が360万円を超え660万円以下の場合には収入金額×20%+54万円

  ・収入金額が660万円を超え1000万円以下の場合には収入金額×10%+120万円

 ・収入金額が1000万円超の場合には収入金額×5%+170万円

 となっています。

例えば、年収(1年間の給与の総収入金額)が、500万円の場合、給与所得控除額は、500万円×20%+54万円=154万となります。

この結果、給与の所得金額は500万円―154万=346万になります。

(2)所得から差し引かれる金額

所得から差し引かれる所得とは、納税者の担税力に応じた課税を行うために、制度として課税に当たり各人の所得金額から控除するものです。所得から差し引かれるものの内容は決められており次の13項目があります。

1、社会保険料控除 2、小規模企業共済等掛金控除 3、生命保険料控除 4、地震保険料控除  5、寡婦(寡夫)控除 6、勤労学生・障害者控除 7、配偶者控除 8、配偶者特別控除 9、扶養控除 10、基礎控除 11、雑損控除 12、医療費控除 13、寄付金控除

 

(3)税金の計算

     課税される所得金額(千円未満の端数切捨て)は、所得金額から所得から差し引か   れる金額を差し引いて計算します。

    この課税される所得金額に所得税率を掛けて、税額を計算します。所得税率は、課税される所得金額によって異なり、この所得税の税額表は次のようになっています。

    平成19年分 所得税の税額表

課税される所得金額

 

税 率(%)

 

控除額()

,000円から1,949,000円まで

 

   5

 

 

,950,000円から3,299,000円まで

10

97500

,300,00円から6,949,000円まで

 

20

 

427500

 

,950,000円から8,990,000円まで

23

636000

,000,000円から17,999,000円まで

 

33

 

1536000

 

18,000,000円以上

40

2796000

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、所得から差し引かれる金額が46万円だとすると

課税される所得金額は346万円―46万円=300万円となり、所得税は

     300万円×10%−97,500円=202,500円

になります。

このように計算された所得税額から税額控除といって、別途、所得税額から控除できる金額を計算し、控除することを認めています。その内容は(1)配当控除(2)(特定増改築等)住宅借入金等特別控除(3)政党等寄付金特別控除(4)住宅耐震改修特別控除(5)電子証明等特別控除(6)災害減免額・外国税額控除があります。

  この控除を受ける場合には、計算内訳明細書や領収書の添付が必要になります。

   例えば、今年、マンションを購入して住宅ローンがある場合、計算の結果、住宅借入金等特別控除が10万円になったとすると、

所得税は202,500円―100,000円=102,500円

   になります。

 

   そして、会社の年末調整後の源泉徴収税額が202,500円の場合には、

   申告納税額の還付される税金は、100,000円 になります。

   その他及び延納の場合は該当するときに記入します。

                           (2008//24)

 

                      第1回  真実の報告書

    「真実性の原則」と言うのをご存知でしょうか。

   企業会計原則一般原則の1に、「企業会計は、企業の財政状態及び経営成績に関して、真実な報告を提供するものでなければならない」、とされています。

すなわち、会社が作った決算書は真実な報告書でなければならないということです。また、会社の決算書は会社自身で作るのが当然で、会社自身が作った決算書は、会社の真実の情報を伝えるものでなければならないのです。

同じように、家庭決算書も真実の報告書でなければなりません。

家庭においても自分たちの情報は自分たちで作るのが当然で、自分たちの真実の情報を持って家庭経営をしていくことが重要なのです。

  ある人は、家庭決算書を作ってもらうと、家庭が債務超過だから保険を見直したほうが良いとか繰り上げ返済をしたほうが良いなどとアドバイスするような専門家がいるので、だまされないようにしたほうが良いと言っています。また、会社とは違うので普通の家庭では、決算書は参考程度で、切実に対応を考えるようなものではないなどという人もいます。

    専門家にだまされると言うのは、ひとつにはその情報の真実性にあります。自分たちで家庭決算書を作り、家庭の本当の姿を報告してアドバイスを受けているかが問題になります。また、専門家の意見を一方的に聞くのではなく友人、マスコミなどさまざまな情報を収集して判断をしていくことも重要です。そのためには自分たちの真実の情報がどうしても必要なのです。

   会社は、決算書に基づいて今年の結果を分析し改善策を考へたり、翌年以降の計画や予算を立てます。家庭でもその考え方は同じで、決算書に基づいて今年の結果を分析し改善策を考え、翌年以降のライフイベントなどの計画や予算を立てます。

家庭決算書は確かに外部の人に見せるために作るものではありませんが、家庭の真実の情報を伝えてくれるツールです。家庭決算書による結果は、自分たちの家庭生活を客観的に示すデータです。自分たちのデータは、自分たちのオリジナル情報であり、利用価値が最も高い、真実の情報なのです。

家庭決算書を作ることで、家庭が債務超過かどうかということの真実がわかります。そして、家庭が債務超過だということが分かったときに、どのように対応するかと言うことを考えるのはあなた自身なのです。

                                           ( 2008//22)  

 

           

 

 

           「