家庭経営とは
今日、経済事情の変化、生活様式の変化など家庭を取り巻く私たちの
環境は大きく変わってきています。その変化に十分な対応をして行く
ためにも、私たちの暮らしそのものを見直す必要性が出てきました。
そこで私は「家庭経営」の考え方を提唱します。
「家庭経営」とは、家庭の中心である消費活動を通じて、いかに
「消費満足」を得ながら、夢や目標の実現を図るかということです。
それには、従来の単式簿記による家計簿ベースではなく、現代の家庭を
取巻く環境の変化に対応できる企業会計ベースの複式簿記を利用した
会計情報を持つことが不可欠です。この複式簿記の考え方を家庭に導入し
作成したものが「家庭決算書」です。
家庭決算書は、家庭の財産状態を示した「財産対照表」と、家庭の1年間の
消費損益を示した「消費損益計算書」という2つの報告書から構成されて
います。家庭決算書を通して家庭生活における経済的な影響の規模を正しく把握し、
その影響をコントロールする方法を理解することが、これからの家庭経営にとって大切な
ことです。
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